山村流 日本舞踊 上方舞 山村若女 | 公式WEBサイト

貴船神社・水まつり 報告

一昨日、7月7日の

貴船神社・水まつりにての舞の奉納を

無事にお勤めさせていただきました。

ありがとうございました。

梅雨の季節 真っ只中・・・の

この時期に執り行われる水まつりですので、

雨は付き物なのですが・・・、

特に今年は、前日より雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気

例年より参拝の方が少なかったようです。

しかし・・・、

幸いなことに、貴船神社に到着したときには雨も止み、

奉納させていただく頃には、

心なしか薄日もさし込み、

例年よりは気温も低く

恵まれた中での奉納となりました。

心より感謝申し上げます

― 地歌 越後獅子 ―

            ― 平成21年度水祭 貴船神社本宮・拝殿にて ―

地方を勤めて下さいました菊央雄司さん、菊珠三奈子さん、

お世話になりました。

湿気の多い状況の中で、大変だったと思います。

また、今回は、

若峯董芳恵さんが『勉強させてください!』と、

遠方のところ来て下さいました。

その上、お手伝いまでしていただき誠にありがとうございました。

私の舞が勉強になったかどうかはわかりませんが・・・、

貴船の山や川の精霊たちより たくさんの元気をもらわれたことと思います

今年の奉納は、地歌の越後獅子でした。

何度となく、舞わせていただいている演目ですが、

お稽古をさせていただいているなかで、

いかにいままで、音を聴いていなかったか!ということを

気付かせていただきました。

聴いていたつもりでした。

感じてもいたつもりでした。

音といっても、聞く者の感性によって理解の深さは異なると思いますが、

音の色、間、情緒、余韻・・・といったものが、

自分の舞とどう溶け合っていくのか?

お稽古をしながら、まだまだ未熟な自分を目の当たりにしましたが、

今後の大きな課題を教えていただいたような気がいたします。

でも、嬉しいこともありました。

獅子にほんの少しですが、魂が宿ったような気がいたしました。

自分勝手な思い込みかもしれませんが・・・、

この感覚を大切に、今後の精進に励みたい思います

また、

一つの演目を何度も舞台にかけ、

一回一回丁寧に取り組む大切さを実感いたしました。

最後にもう一度言います。

ありがとうございました。