本日、手向山八幡宮宵宮祭の奉納舞を無事勤めさせていただきました。
毎年、この時期の八幡様の夕刻は心地よい風が吹き、
舞い終わっても汗をかくということはないのですが・・・、
今日は、少し汗ばみました。
でも、心地よい汗ですよ!
やはり、例年に比べると暑さが残っているようです。
今日の奉納には八幡さまの氏子代表の方々だけでなく、
観光で訪れた人たちも一緒に参列してくださり、
いつもより、少しにぎやかな奉納となりました。
ありがとうございました。
宮司様が、奉納を終えると・・・、
「こういう神社での奉納の舞のあとは、拍手をしてはいけないのですか?
それとも、させていただいたほうがいいのでしょうか?」
と、たずねて下さいました。
私は、そのへんの決まりは分かりませんが・・・、
「それは、見ていただいた方が拍手をしたいと思ってくださったらしていただいて結構だと思います。
でも、ご一緒に参列してくださった方々も、私たちと一緒に奉納をしていただいている、という感覚でご覧いただけたらと思います。」
と、答えました。
私たちの奉納舞を見ていただいて、
神仏に向かうときの凛とした空気がよどむことなく流れ、
またそれを感じていただけたなら、こんなに嬉しいことはありません。
それだけに・・・
そこにお在します神様のご威光を自分の舞で穢さないようにと大変気を遣います。
日頃の自分のことを思い直すと・・・、
もう恥ずかしいこと頻りです。
神様の前でいい格好をしても全てお見通しだ!などと思うとなおさら
でも・・、
奉納をさせていただいていると、舞台では感じることのできない独特の温かい空気感を感じます。
神様に喜んでもらえるようにと舞の奉納をさせていただきながら、
反対に神様よりたくさんの幸せを戴いているようにも思えます。
そして、いつも、
また来年まで一年しっかりと精進してまいります!と
心を新たにして、神社をあとにします。
今日も、
無事お勤めができたことに感謝をし、
そう心を新たにしました。