おかげさまで、無事にお伊勢参りを終えることができました。
残念ながら
二見浦からの日の出(ご来光)を拝することはできませんでしたが。
というより、
この時期の二見浦の日の出は、海からではなく山からだったのです。
前もって、HPで調べて、
夫婦岩のあいだからは朝日が上がらないとは知っていたのですが、
まさか、海からの朝日が見れないとは思いもよりませんでした。
夫婦岩のあいだからのご来光は、夏至の時期だそうです。
このことを現地の運転手さんより教えてもらい、
急きょ、
「二見浦」から、賢島へ通じる「パールロード」に変更いたしました。
そのうえ・・・
4日の朝方は、雲が厚く・・・、
ほんのりと
海の色が淡い桃色に変わっただけで、
気がついたときには、お天道様はお空に昇っていました。
誰もが思いました。
「えっ
すると・・・
誰かが言いました。
「だいじょうぶ!お日様は確実に昇ってはる!さぼらないから!」
そう!目に見えないからといって、文句を言ってはいけません。
雲の向こうから、ちゃんと照らしてくれています!
きっと・・・
天気予報を見て、
「4日の朝は、絶対に
と、安心しきっていたのがいけなかったんです。
「何事も念には、念を入れて!」
ということを、教えて下さったのだと思います。
それに・・・
若水会(弟子たち)のみんなと日の出を拝することができ、
今この場所に居ることができた!と思うだけで、
なんだか、幸せな気分になりました
人間ってふしぎですよねぇ!
ホテルに戻って、
温泉に入り、
(若水会のメンバーの中には、朝晩6回も温泉に入った行動派がいました!)
冷えた体を温めたあと・・・
みんなで、朝食をいただきました。
前日の夕食も、美味しかったですが・・・
この日の朝食のバイキングは、種類が豊富な上、お味もなかなかおいしかったです。
うーん!
ちなみに ホテルの名前は、『鳥羽シーサイドホテル』です。
この日(4日)の、スケジュールはなかなか強硬でした。
まず・・・
伊勢神宮外宮にお参りをしました。
伊勢神宮外宮の祭神は、食物を司る『豊受大御神』です。
豊受大神宮の別宮として
●多賀宮
●土宮
●月夜見宮
●風宮 がお祭りされております。
印象に残ったのは・・・
豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)を祭神とする多賀宮でした。
多賀宮の社の檜皮葺の屋根は、他のそれよりも一層こんもりとした丸い屋根で、なんともいえない存在感とともに、どこか温かい印象を受けました。
つづいて・・・
内宮の別宮とされている『月読宮』にお参りに行きました。
お伊勢さんには毎年新年にお参りに来るのですが、このお社にお参りするのは初めてでした。
参道に入ってすぐに、
「おまいり、ごくろうさまです!」
と、きれいに参道を清めている年配のご婦人が、
にこやかな笑顔で 出迎えてくれました。
他の神社と異なり、
ひと気が無く、清々しいお社でした。
宮名とご祭神は
●月讀宮(つきよみのみや) 月讀尊(つきよみのみこと)
●月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
●伊佐奈岐宮(いざなぎのみや) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
●伊佐奈弥宮(いざなみのみや) 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
となります。
月読尊は、月の神とされており、その神格については、文献によって様々な相違がありますが・・・。『古事記』では伊邪那伎命が黄泉国から逃げ帰って禊ぎをした時に右目から生まれたとされ、もう片方の目から生まれた天照大御神、鼻から生まれた建速須佐之男命と共に重大な三神されています。
『万葉集』の歌の中では、「ツクヨミ」或いは「ツクヨミヲトコ(月読壮士)」という表現で現れ、「ヲチミヅ(変若水)」=ヲツ即ち若返りの水の管掌者とされています。
私どもの『若水会(おちみずかい)』ともたいへん縁の深い神様なので、一度ご挨拶をしたいと思っておりました。
日本には古くより、元旦はもとより、立春の日にも若水を汲んで神様にお供えをして、人びとの若返りを願うという風習があります。
この立春の日に、若水会のみんなと月読さまにお参りができたことは、大変感慨深いものがありました。
このあと・・・
猿田彦神社にお参りをいたしました。
こちらには、アメノウズメを祖人とされる猿女(佐瑠女)命もお祭りされています。
猿田彦とご夫婦とされている、芸能の神様です。
猿田彦さんまで送ってもらった運転手さんに嬉しいことを言って貰いました。
「今日は、太陽と月と地球にお参りしてくるんやなぁ!」
そうか!若水会は、スケールが大きいなあ!
そして・・・
おかげ横丁を通って・・・
伊勢神宮内宮にお参りにいきました。
ここで
あまりの人の多さに・・・。
まるで、お正月のようでした。
うーん!さすが伊勢神宮やるなあ!ってかんじです!
ゆっくりと、静かに、お参りをしようと思っていたのに・・・
とんでもありません。
内宮の正宮の前の大きな階段は、人・人・人・・・でした。
真っ黒い頭がぎっしりと並んで、なかなか動きません。
ゆっくりどころか、
帰りの時間を気にしながらのお参りとなりました。
この混み様では無理だろうと
半分諦めていたお昼ご飯をいただくこともでき、
(松坂牛の
なんとか、無事に、本日の予定をこなす事がでました。
とりあえず・・・
おみやげの伊勢名物・赤福餅を買って・・・
宇治山田駅より、
15時7分発の近鉄特急
たのしく、ワイワイおしゃべりをしながら・・・
それぞれ帰路につきました
ただ、
予想をはるかに超えた人出のために・・・
赤福本店にて、赤福餅を頂けなかった事です。