山村流 日本舞踊 上方舞 山村若女 | 公式WEBサイト

今年の“なら 玉響の会”は・・・。

今日は、30日!

玉響の会の下合わせがありました。

そして・・・、玉響の会(十一月三日・文化の日)まであと、1週間足らずとなりました。

今年の玉響の会は、石の上にも三年が過ぎ、

新たな一歩としての第四回目の会となります。

その新たな一歩として、

今年は私の門人だけでなく、

他の師匠の門人にも出演してもらうことになりました。

山村 若峯董芳恵さんです・若峯董師の門人の若きホープです!

はじめの三年は・・・、

若峯董師や若禄之師に賛助出演していただき、

会を盛り上げ、助けていただきました。

土台作りの三年が過ぎ・・・、

今年は・・・、

次の新たなる三年の、始まりの年となります。

『序・破・急』でいえば・・・、『破』の年の1年目・・・。

変化をもとめての『破』の三年の始まりとなります。

その1年目として、ぜひ新しい風を吹き込んでいただきたいと思い、

ゲストに若峯董芳恵さんを迎えました。

もともと、玉響の会・発足の趣旨のひとつに、

本格的な地歌舞の舞える若い舞手の育成、

また、

そのような若い力が漲り競演し、互いに切磋琢磨し合える会の開催がありました。

記・紀・万葉の昔・・・、

機を織る乙女は、身に着けた玉飾りの触れ合う玉音の響きにのせて、

自分の想いと魂を布の一つ一つの目に織り込んだのだと聞きます。

私達もまた、舞の差す手引く手に魂を籠め、

優美な玉響の世界を 舞台に映し出したいと願います。

それは・・・、

文化、芸術のもつ魂、

舞い手と地方、

そして、見手の魂が

出会い、触れ合い、響き合い、共感し合える舞の会・・・。

相互に内鳴りし合いつつ、うらうらと、あるいはゆらゆらとした、

美しく、楽しいひとときを持ちたいという願いをこめて―――、

万葉以来の美しい?たまゆら?の言葉をとり、「玉響の会」と名をつけたわけです。

この玉響の会が、そんなすてきな会となっていけたら、どんなに嬉しいことでしょう!

ぜひ、地歌舞を受け継ぐ若い人たちにもそんな気持ちで、

ひとつひとつの舞台を大切にしていってもらいたいと思います。 

『なら 玉響の会』は、11月3日(祝)です。

   第1回公演・12時開演 (終演13時半)

   第2回公演・15時開演 (終演16時半)

    会場・ならまちセンター 市民ホール

まだ、席に余裕がございます。

ご予定のお決まりでない方は、ぜひ正倉院展と併せて奈良までお出かけになられては如何ですか?

  お問い合わせ・お申し込みは下記まで。

●若水会事務局  【TEL】【FAX】 0742―27―0901

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