今年も、7月7日の七夕の日・・・、
貴船神社の水祭りにて地歌舞の奉納をさせていただきます。
もともと七夕の起源は、
星を水神と考えた古代の水神祭と云われているそうです。
午前10時より貴船神社本殿にて、水祭りの神事が行なわれます。
あわせて、裏千家宗匠による献茶式、生間流の包丁式、舞楽の奉納があります。
午後1時からは、七夕 の神事が行われます。
その神事にあわせて、地歌舞の奉納をさせていただきます。
ご都合よろしければ、お参りくださいませ。
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貴船神社水まつり
奉納舞
●日時・・・ 平成23年7月7日(木)
午後1時から
●会場・・・ 貴船神社本宮 ・ 拝殿
●奉納・・・ 地歌舞 『神楽初』
立方・・・ 山村若女
地方・・・ 菊聖公一ほか
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今年は、
貴船の水神様にも、『神楽初』の舞を奉納させていただこうと思っています。
3月11日の東日本大震災より3ヶ月余りがたちました。
予想をはるかに超えた大津波は、東北地方に甚大な被害を与え、多くの方々の命が奪われました。
そして、まだたくさんの方々が避難所生活を余儀なくされ、思うように復興が進んでいません。
一日も早い日本の復興と平安を願いお祈りするとともに、
自然に対しての畏敬の念と謙虚な心を忘れぬよう、
感謝の気持ちで舞を奉納させていただきます。
― 神楽初(かぐらぞめ) ―
千早ふる神代の初め 素盞嗚(スサノヲ)の 荒き心を憎ませて
天照神(アマテルカミ)の御怒り 岩戸に隠れましませば
常闇の夜(世)となりにけり
万(よろず)の神の嘆かせ(き)つつ 岩戸の前に集まりて 神楽を奏し奉る
これぞ神楽の初めなる 合手事
時に天照大神宮(てんしょうだいじんぐう) 少し打ち笑み給ひつつ
岩戸を開きましませば 人の面しろじろと見ゆる心の嬉しさは
面白きとは申すなり
古林検校作曲
作詞者不詳