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ロシア領事館にて・・・。

先日10月27日、
在大坂ロシア連邦総領事館にて、
内線化のロシアの子供800人を救った日本人船長のお墓参りのため、
サンクトペテルブルグより来日されたオルガ・モルキナさんの歓迎レセプションが催されました。
私は、縁あって地歌舞『ゆき』を舞わせていただきました。
  
モルキナさんが、来日された経緯は以下のことです。(読売新聞より)
「20世紀初め、内戦下のロシアの子供たちを
救ってくれた日本人にお礼が言いたい」――。
祖父母から90年間受け継がれ続けた思いを実現させるため、
ロシア・サンクトペテルブルクからオルガ・モルキナさん(57)が来日し、
26日、名古屋市昭和区の南山高等・中学校男子部の生徒ら
約1200人を前に講演を行った。
1918年、ロシア革命後の内戦から逃れるため、モルキナさんの祖父母ら4歳から18歳ぐらいまでの子供たち約800人が、ペトログラード(現サンクトペテルブルク)から集団でウラジオストクまで疎開した。 さらに戦火が及ぶことを心配した米国赤十字社からの要請により、貨物船「陽明丸」の茅原基治船長が子供たちの受け入れを決める。陽明丸は20年7月、ウラジオストクまで子供たちを迎えに行き、太平洋と大西洋を約3か月間航海した後、フィンランドへ送り届けた。子供たちは同年10月、無事に故郷へ戻ることができたという。
実は、
2年前にモルキナさんから茅原船長の関係者捜しを依頼されていた金沢市の書家北室南苑さん(64)が、
茅原船長の墓が岡山県にあること、親類の茅原好子さん(77)が墓を守っていることを突き止めた。
モルキナさんは27日、茅原船長の墓を訪れ、船長の子孫らと対面し、感謝の気持ちを伝えた。

80年以上も前の恩義を忘れずに、三代にわたり心を受け継いで今日の実現に至りました。
また、それにかかわった方々の温かく熱い思いや思いやりがその実現につながったのだと思います。
この、
素晴らしい人々と歴史の縁の瞬間に出会えたことは、とてもうれしく思います。
そして、その出会いの場で、地歌舞を紹介させていただけたことに感謝申し上げます。
 
 オルガ・モルキナさん(中央)とピアニストの西尾知子さん(右)と記念撮影を・・・!