山村若女 プロフィール -山村流上方舞 舞踊家-
4歳にて山村流に入門し、山村流の手ほどきを受ける。
1966年 初舞台(長唄・羽根の禿)を踏む。
1970年 四世宗家 山村 若 師に入門し、山村 糸 師(五世宗家)の薫陶を受ける。
18歳にて「山村 若女 」の名を許され、四世直門師匠名取となる。
1979年 なにわ藝術祭 山村流舞扇会(宗家の会)に出演。以後、毎年出演。1998年、㈳日本舞踊協会員となり、以後、毎年当協会奈良ブロック公演・関西舞踊協会公演等に出演。2000年、国立文楽劇場主催「明日を担う新進の舞踊・邦楽鑑賞会」に出演、その他多数の舞台等にて活躍する。
1983年 奈良にて稽古場開設、弟子を取り師匠として立ち、後進の指導にあたる。 門人の会を若水会(おちみずかい)と名付け、毎年門人の会『若水会』(3年毎に国立文楽劇場にて開催)を主宰し、現在に至る。
※2009年、東京・南青山にて稽古場を開設する。
2010年より、東京門人の会・第1回「秋津島の会」を主宰し、東京での地歌舞の普及に務める。
2011年、大阪・難波において稽古場を開く。
●奉納舞(舞の原点に立ち返る-日本の風土・歴史・民族の文化遺伝子との対話-)
1986年 有馬神社再興の為、請われて「あわしままつり」にて舞を奉納し、以後5年わたり奉仕する。
1987年 大和神社にて舞を奉納。以後、毎年4月7日の講社祭にて奉納を続ける。
吉野・金峯神社にて、舞を奉納する。
1993年 京都・貴船神社にて舞を奉納。以後、毎年7月7日「お水まつり」にて奉納を続け現在に至る。
2002年 京都・長岡天満宮、菅原道真公御神忌千百年大萬燈祭にて舞を奉納。
2003年 奈良・手向山八幡宮例祭宵宮祭(10月4日)にて、毎年舞を奉納を続け、現在に至る。
2007年 京都・寂光院にて地歌舞を奉納する。
2011年 東京・根津神社にて5月、地歌舞『神楽初』を奉納し、翌年、翌々年と3年に亘り奉納する。
2013年 奈良・般若時コスモス花灯りコンサートにて、南朝聖跡建立記念奉納する。
2014年 奈良・多神社の例祭(4月20日)にて、地歌舞『神楽初』を奉納する。
東京・金王八幡宮にて6月、地歌舞『神楽初』を奉納する。
吉野・第1回丹生川上水まつり(7月20日)にて、地歌舞『神楽初』を奉納する。
吉野・金峯神社(7月26日)にて、地歌舞『神楽初』を奉納する。
●座敷舞(地歌舞の原点を求めて-座敷舞ライブ-)
1994年 「ならまち格子の家」において、ならまち振興財団の主催する「山村流上方舞鑑賞会」を開催。
以後、毎年、春、秋、の年二回の公演を行い、座敷舞ライブの発端となり現在に至る。
2003年 大阪市立住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館主催、上方の古典芸能に出演。翌年より、上方舞をより身近に感じてもらうため、大阪市住まいのミュージアム・くらしの今昔館にて年三回の座敷舞の会「上方の華と粋」を行い、好評を得ている。
2005年 (財)東大阪市文化財協会主催、国史・重要文化財「鴻池新田会所」にて「上方
舞鑑賞会」を開催。
2009年 大阪府楽座採択事業「浪華・舞・さろん IN 大阪倶楽部」を淀屋橋・大阪倶楽部にて
開催。
1997年 仏政府日本文化年行事の一つとして、エヴィアン市主催「日本文化フェスティバ
ル」に参加、地歌舞『鐘が岬』を舞い大絶賛を浴びる。
1998年 出演依頼を受け、仏エヴィアン市にて地歌舞『珠取海女』を舞う。
1999年 同じく、エヴィアン市にて地歌舞『鉄輪』と長唄『藤娘』を舞う。
●玉響の会(伝統の継承と発展)
2004年より 古都奈良。奈良県新公会堂能楽ホールにて、地歌舞の定期公演「なら 玉響の会」
を年1回主宰し、さらなる地歌舞の普及と若手育成に務める。
●リサイタル(自己の真価を問う)
2005年 大阪国立文楽劇場にて、山村若女舞の会『放ち鳥』-命と魂の恋歌を舞う-を開催し、
本行物「八島」「葵の上」を舞い、地歌舞と日本の美の感性を問う。
●舞の自己研鑽
・金春流謡曲・仕舞を、金春 晃実 師に師事。*金春流仕舞 師範の免状を許される。
・神前神楽「浦安の舞」を、神社音楽協会会長・多 静子 師に手ほどきを受ける。
・地歌三絃を、菊原光治師に師事。
・小鼓を、藤舎呂浩師に師事。