奈良県立美術館にて、本日より会期となる
古事記編纂1300年記念特別展 絹谷幸二展 のオープニングセレモニーに行ってきました。
なべかつ(旧鍋屋交番の保存と活用を考える会)のメンバーとしてご招待を受け、
絹谷幸二氏から直接、作品の説明を受けることができるとお聞きし、
朝、8時半集合ということでしたが・・・、
眠気を抑えて、私も参加させていただきました。
下記写真は、携帯ゆえ画像がよくありませんが・・・、
テープカットを待つ、絹谷氏と荒井知事です。
絹谷氏の生家は、奈良の元林院町。
言わずと知れた、奈良で最も格式の高い花街だったところです。
元林院の象徴とも言える料理旅館「明秀館」がご実家です。
私のお稽古場の目と鼻の先にあります。
私の祖父も吉野から ここを宿にしていたようです。
「元林院町」歴史は古く室町時代からで、
元は興福寺の別院・元林院があったところで、古くは宿が立ち並んでいたようです。
1532年に元林院が消失してしまったあと、
江戸時代には絵師が多く住むようになり、
「絵師町」と呼ばれたときもあったそうです。
私のお稽古場は、築180年の古い町家ですが、
こちらの座敷でも、かつては若い絵師達にアトリエとして開放していたと聞きます。
なにか奇妙な縁を感じるとともに、
画家としての環境とDNAを持ち合わせたのでは・・・、と。
そして、
絹谷氏のお話をお伺いし、
パワー溢れるご自身の作品に負けないほど、
満ち溢れたエネルギーを感じました。