明日は、いよいよ金峯神社の奉納舞です。
25年ぶりとなる奉納です。
吉野の山の総地主である 金山毘古命がお祀りされています。
奈良県の半分以上は、吉野の山に覆われています。
吉野・・・、といっても広く、それぞれの村により特色も違います。
一般に知られている吉野は、吉野山ということになります。
吉野山の奥にお坐す、金峯神社。
ここから、修験道者たちの吉野山中から、大峰山の入山が始まります。
吉野の山への、ご挨拶と感謝の奉納です。
金峯神社奉納舞
平成26年7月26日(土)
午後1時開始
金峯神社拝殿にて
奉納演目
地歌舞・・・『神楽初』
立方・・・ 山村若女
地方・・・ 歌・三絃 菊央雄司
箏 菊央梛ゆかり
*****
なお今回の奉納は、個人的な奉納ではございますが、
よろしければ、ご一緒にお参りくださいませ。
『古事記』東征と八咫烏の条
吉野河の河尻(カハジリ)に到りましし時、筌(ウヘ)を作りて魚(ウヲ)を取る人あり。ここに天つ神の御子、「汝(イマシ)は誰ぞ」と問ひたまへば、「僕(ア)は国つ神、名は贄持之子(ニヘモツノコ)と謂(イ)ふ」と答へ白(マヲ)しき。こは阿陀(アダ)の鵜養(ウカヒ)の祖(オヤ)なり。
そこより幸行(イデマ)せば尾(ヲ)生(オ)ひたる人、井より出(イ)で来たりき。その井に光ありき。ここに「汝(イマシ)は誰ぞ」と問ひたまへば、「僕(ア)は国つ神、名は井氷鹿(ヰヒカ)と謂(イ)ふ」と答へ白(マヲ)しき。こは吉野首(ヨシノノオビト)等(ラ)の祖(オヤ)なり。即ちその山に入りたまへば、また尾(ヲ)生(オ)ひたる人に遇(ア)ひたまひき。この人、巌(イハホ)を押し分けて出(イ)で来たりき。ここに「汝(イマシ)は誰ぞ」と問ひたまへば、「僕(ア)は国つ神、名は石押分之子(イハオシワクノコ)と謂(イ)ふ。今、天つ神の御子幸行(イデマ)すと聞きし故、参(マヰ)向(ムカ)へつるのみ」と答へ白しき。こは吉野の国巣(クズ)の祖(オヤ)なり。