昨日は、奈良のお稽古場にて 門人会『若水会・おちみずかい』の舞初めのお祝いを致しました。
皆揃って新年のご挨拶をし お屠蘇のお祝いをしたあと、車座になりお抹茶を振舞いました。
茶道の所作を知らない若い子たちも、お菓子をいただき お抹茶をいただくことにより、舞に通じる所作を実感してもらいます。
舞初めは流儀の曲『山村舞』で。
初稽古は、『高砂』と『鶴の声』を皆で舞います。普段は個人稽古ですが、年に一度この日はグループでの稽古初めとなります。両曲とも 入門してまもなく教わる手ほどきの曲です。毎年舞うことによって 各々の上達具合が判り、また新年の始まりに初心に立ち還ります。
皆 じんわり汗をかき お稽古した後は、新年のお食事会をしました。今年は、お稽古場から程近い 花小路の櫃屋にて。
新しいお稽古場になり、ちょうど一年が経ちました。ビルの一室にある少し無機質だったお稽古場も、一年経ち 人の出入りやお稽古の痕、また 新しく始まった 茶論『雪月花』等の匂いが感じられ、凛とした中にも温かな空気が流れるようになりました。
今年も一年、よろしくお願い申し上げますm(__)m
2020/01/06
山村若女