先日の日曜日、若祿之さんの素勉強会(-山村流上方舞 雪峰会-)が、国立文楽劇場・小ホールでありました。
1年に1度の若祿之さんの門下生の方たちの舞の発表会です。
私は、後見のお手伝いに行かせて頂きました。
毎年、後見として呼んで頂いております。
― 後見というのは、舞台上で舞手にお道具を渡したり、下駄や草履を脱がせたり、あるいは肩脱ぎをさせたり・・・要するに、舞手の補佐です。―
舞台の上で舞うということはあっても、後見をするということは…そう度々あるものではありません。(特に我々女性は…)
舞うよりも緊張いたしました。
舞台の上での主役は、あくまでも立方(舞手)です。
舞手の邪魔にならないよう、その舞台の雰囲気をこわさないように、
舞台の袖から出て行くタイミングをはかり、
お道具を渡すタイミングにも細心の注意をし、
最小限度の所作で後見の用事をする…。
そして、失敗は許されない!
自分ではなく相手に迷惑をかけてしまうので、
ミスをしたときの落ち込みようは何とも言いようがありません。(>_<)
自分のお弟子さんなら普段稽古をつけているので、その人の癖などを把握しているため少し安堵感がありますが、よそのお弟子さんたちの後見は非常に緊張いたします。特に、一所懸命に稽古してきた舞台をつぶしてはいけない!等と思うと…。
普段の舞で身についているはず
どれだけうまくできたかは、わかりませんが・・・、(これは、研究課題においておきましょう…)
とりあえず、大きな失敗もなく無事(?)に勤められたことを感謝いたします。m(__)m
若祿之さんの素勉強会は、私にとっても年に1度の勉強会です。
ありがとうございました