あけましておめでとうございます<(_ _)>


奈良の鹿
 

初春のおよろこびを申し上げます。
2012年の幕が明け,はや五日となりました。
みなさまお健やかなお正月をお迎えでしょうか。
昨年は、日本にとりまして大変つらい年となりましたが、
各々がそれぞれにそれぞれの立場で考えさせられる年でもありました。
苦境の世の中にあって、具体的にはなにもできない自分でしたが、
舞手として・・・、
一つ一つの舞台を大切に・・・。
一回一回の稽古を真剣に・・・。
真摯に自分と向き合い精進を重ねたいと思います。
そして、
みなさまにとりましても素晴らしい一年になることをお祈り申し上げます。
何卒今年もよろしくお願い申し上げます<(_ _)>
さて、
私は、元旦に、
お家元への年始のごあいさつを済ませた後、
奈良にもどり、
三笠山の麓に立つ
地元の氏神様である手向山八幡宮様へ初詣に行きました。
そして、隣接する
私の守り本尊・千手観音様がお祀りされている四月堂にごあいさつをしたあと、 
四月堂の前の緩やかな階段を上り、
二月堂の十一面観音様にお詣りをいたしました。
もう、夕暮れになっていましたが、
参拝客の方も数人おられ、
お線香の漂う中、
二月堂の欄干から奈良のまちを見渡しました。
大仏殿の大きな屋根のむこうに広がる奈良のまち・・・。
見慣れた風景でしたが、
大きなゆったりとした気持ちになれ、
ああ・・・、おまいりしてよかったな・・・。 と、ふと・・・思いました。
そして、
これが、奈良なんだ・・・。と、思いました。
ゆったりとして、
清浄として、
すべてのことを受け入れていく・・・。
正直、あまり、奈良の大仏様のことを好きになれないでいましたが、
すこし・・・、
大仏様のみ心をおしえてもらったような気がいたします。
あわてて決めつけてしまわないで、
大きな心で、
時間をかけて・・・。
熟慮を重ねていくことを・・・。

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