午前中は、戦艦大和と共に海の底に命を落とした海軍の方々を慰める『英霊祭』が執り行われましたが、今年は参列者なしの式典のみ
とのこと。そんな中、今年も変わらず奉納できましたことは、長きに渡り奉納をさせていただいてきて良かったと感謝の気持ちでいっぱいでございます。

娘の若瑞は流儀の曲『山村舞』を、
私は一日も早い世の中平和に祈りを籠め、常緑の松、雪に絶えて育つ竹、冬籠りして春に花を開かせる梅を詠んだ『松の寿』を舞わせていただきました。

舞人として、今 舞台に立ち 舞う事が困難な中、こうして神様に舞の祈りを捧げる場を戴けた悦びをひしひしと感じながら 特別な奉納となりました。
娘も今までは、自分の報告や自分の周りの事への感謝で精一杯の奉納だったけど、今日ほど他のために祈る奉納はなかったと…。
みなさまと共に、一日も早いコロナウイルス感染の終息、平安な日々が訪れますことを願いたいと存じます。

お下がりに両手で抱えないと持てないほどの大きな竹の子をいただきました！

令和二年四月七日
山村若女拝

写真撮影:西村 のぶよ

※奉納は、毎年私的な奉納として舞わせていただいております。

宮司様よりご祈祷をしていただきます。

地歌舞　松の寿　　山村若女