みなさま明けましておめでとうございます。
もう、今年もはや3日が過ぎました。
今年は、除夜の鐘を聞いてから、
祇園八坂神社、東大寺二月堂、四月堂、手向山八幡宮、そして、大仏殿と・・・、
氏神様をはじめとしたいつもの散歩コース初詣に始まりました。
昨年の暮れに、
CGで再現された『東大寺法華堂の秘仏・執金剛立像』の極彩色豊かな色使いとデザインを目にしました。
私は、その洗練された明るい色使いに『ペルシャ』を感じ、感動をしたので、
大仏殿のお参りすることは楽しみでした。
と、いうのは・・・j実は、
私は、小学校の音楽の時間に『ペルシャの市場』を聞いて以来、ペルシャに憧れと郷愁を感じています。
久しぶりの大仏様との対面・・・。
たくさんの参拝者に囲まれながら、
大仏様は、大きな屋根の下で どっしりと黙坐していらっしゃいました。
大仏さまの後方には、しっかりとした広目天、そして、多聞天と・・・。
私は、今までとは違う何かを感じました。
その迫力に言葉を飲みました。
見入られているようで、見入っている自分がいました。
うまく言葉では、言い表せませんが、
ただただ、嬉しく、心に響きました。
あらためて、
どっしりとした奈良の大きさ、豊かさに感じ入った、幸せな初詣となりました。
― 大仏様からの賜り物・・・(^-^)! ―
東大寺とペルシャ、ゾロアスター教と仏教。
奈良、百済、中国、シルクロード、中央アジア、イラン、アナトリア、ビザンチン、ギリシャ、ローマ・・・・。
7000年前のブルガリアの金文化、ヒッタイトの鉄、フェニキア、エジプト、メソポタミア・・・、
そして、
インダス、ガンジス、チベット、カンボジア、タイ・・・。
世界と人類の文明史・文化史が、この奈良に、日常の足元に、息づいている!!
エキゾチック奈良の再実感です!
思えば、
明石原人や縄文人と言った、原日本人だけが、『奈良』をつくったのではありません。
原日本人からすれば、
異国人、異人種、異民族、異文化が渡来し、移住して、
『奈良』(韓国語で国の意)をつくり上げていったということです。
奈良に移住した人達は、多人種、多民族、異文化混合の人々でした。
その中に、
ペルシャ人や、ギリシャ、メソポタミア等の人々やインド系の人々いても、なんの不思議もありません。
古代の奈良は、
思いのほか、地球サイズの国際都市、異文化人複合都市であったのではないでしょうか。
大仏開眼のときに、世界中の舞や楽人が渡来しており、
そのまま、奈良に定着していったことでも、そのことはわかります。
グローバル古代都市・奈良!
異人種・異民族・異文化の共棲・複合・葛藤・融合と
長い歴史の時の蓄積・醸造過程を経て馴染み・・・、
その中から醸し出されてくる佇まいや香り、風合い、風味・・・といったもの。
それが、『奈良』だと思いました。
『奈良』の持つ、えも言われぬ深み・豊かさ・大きさなのだと感じました。
エキゾチック『奈良』・ヤマト・日本人の再発見と再考。
ロマンあふれる私のテーマをいただきました。
舞を通して、実感できればいいなあ!と願っています(*゚▽゚*)
2014.1.3 山村若女
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