大変報告が遅くなりましたが、
無事に第30回目となるならまちでの上方舞鑑賞会を終了いたしました。
ありがとうございました。( *・ω・)*_ _))ペコリン
今回の会場は、ならまち格子の家ではなく、
ならまち振興館のお座敷でした。
大正時代に建てられた モダンな和洋折衷の建物で、
社交の場として利用されていた当時の面影を残しています。
座敷舞の会場としてはちょうどいい・・・十二畳と六畳のニ間続きのお座敷で、
立派な床の間がついており、その上天井も高く、圧迫感がありませんでした。
『しつらえ』とは、不思議なもので・・・、
普通のお座敷が、
屏風と燭台、そして、地方さんの座る緋毛氈をおくだけで、
『座敷舞の会場』の雰囲気が醸し出されるのです。
障子を閉め切り、
舞が始まると、
ゆらゆらとゆらめく燭台の灯りの音が感じられます。
そして、
座敷ならではの
三絃の糸の音の間にかすかに聞こえる 舞手の足袋の畳がすれる音や衣擦れの音・・・。
なんともいえない 静寂の中に感じられる 余韻・・・。
限られた空間、限られた人数だからこそ感じられる世界かもしれません。
そんな座敷舞の本来の雰囲気を味わっていただけた会となりました。
地歌舞本来の姿を私自身も感じたい・・・、
素の地歌舞の真髄を鑑賞していただきたい・・・、
と思い始めた 格子の家の上方舞鑑賞会でした。
30回目に 場所を変えて開催したことにより、
新たなる発見、いつもと違った魅力を感じることができました。
次回、31回目の向けて 更なる魅力ある鑑賞会にしていきたいと思います。
皆様のさらなるご支援をお願い申し上げます。
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