第21回 若水会御礼

先日の 第21回山村流上方舞 若水会・おちみずかいは、

たくさんの方にお越しいただき、無事終了いたしました。

ありがとうございました。

菊水楼での開催ということもあってか・・・、

思いも拠らぬ大勢の方々がお越しくださったので、

お座布団を並べた大広間にもほどよい空気が流れました。

舞手にとってもほどよい緊張感が流れたと思います。

大広間の舞台は、普段の舞台とは全く異なった雰囲気があります。

特に、菊水楼のそれは、

桐の紋柄の屏風に、几帳やぼんぼり・・・、

そして、舞台の両側の前に赤い太鼓橋を置くなど・・・、

趣向を凝らした設えがされており、

古い調度品の中にも、格調があり、古都の座敷らしい趣きがありました。

肝心の若水会の面々のできばえは?・・・と、申しますと、

補習汗稽古の成果もあってか?

みな、まずまずまるのできではなかったでしょうか!

舞台には幕がないので、それぞれ舞台の下手より出入りいたしますが・・・、

いつも、口を酸っぱくして言っているのが、

その出入りの立ち居振る舞いです。

もちろん、舞の中身も肝心ですが、

それよりも大事なのが、挨拶や出入りの所作や雰囲気が、その人の舞の格を作ります。

先日の会では、そのできばえがまずまずではなかったかと思います。

綺麗に歩くということほど、難しいものはないかもしれません。

また、舞の前に舞台の中央まで足を運ぶというのは、たいへん嫌なもので・・・、

緊張した気持ちを抑えて、平常心で、

そして、さらに、

綺麗な足元、速度、姿勢、表情・・・など色々考えるときりがありません。

でも、不思議なもので・・・、

舞が上手になると自然と、そういう所作も上手になります。

その反対もまた然りですが・・・。

まあ、鑑賞していただいた方々にはどう感じて戴いたかはわかりませんが・・・、

そう不細工な出入りはなかったように思えます。

もしかすると・・・、

菊水楼の雰囲気が手助けしてくれていたのかもしれませんが・・・。

今後もそのようなことを大事にしていきたいと思っております。

今後とも、若水会をよろしくお願い申し上げますすいません

ありがとうございましたハート

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