どうも、鬼が気になります。
五(丑)鬼の生みの親である・・・、『前鬼・後鬼』!
別名を『乙丸・若丸』と言ったそうです。
やっぱり気になります。
義経の幼名もやっぱり牛若丸・・・。(偶然でしょうか???)
また、前鬼後鬼は、夫婦の鬼と言いましたが・・・。
男鬼である前鬼は赤色、で出鉞・まさかり(斧)をもって役の行者の右手に立ち、
女鬼である後鬼は青く、水壺を持って左手に立っています。
やっぱり鬼の時代から、
お爺さんは、山に柴刈りに・・・。
お婆さんは、川に洗濯に行ったんでしょうか・・・?
そして、鬼の子孫である貴船の舌さんが、神様から口を戒めるために『舌』という名をもらったとすると、
ついつい・・『舌切り雀』のお話を思い浮かべてしまいます!
また、『鉞・まさかり』と聞くと、思い出すのはやっぱり・・・!
『鉞担いだ金太郎さん』です。
金太郎の鉞について紹介します。
金太郎は坂田金時の幼名です。足柄山で母の山姥と暮らしていましたが、源頼光に見いだされて坂田金時と名付けられ、四天主の一人として大江山の酒呑童子退治に参加し活躍します。しかし、頼光の死後行方をくらまし、足柄山で足跡を絶ったと言われています。
この金太郎は、童謡で「鉞かついだ」と歌われるように、常に鉞を持つ姿でイメージされています。
金太郎の出生について、「前大平記」(1803)は、山姥が山中で寝ているとき、夢の中で赤竜が身体の中に入り、雷鳴がとどろいたので目が覚めると、金太郎を身ごもっていたとしています。 赤竜は雷神を表し、すなわち金太郎が山姥と雷神の子であることを意味しているのです。また、落雷が稲光とともに木を断ち割り、地面に突き刺さる様から想像されたのかもしれませんが、古来雷神はその手に鉞を待つとされました。
金大郎が赤い身体で鉞を持つ姿は、まさに彼が、この雷神の子であることの象徴であり、神の子としての力を持っていることを表しているのです。
真っ赤な体に鉞を持つ・・・。
前鬼の姿そのものです。
また、竜神・雷神の子となると、貴船の神様との縁も感じます。
なんか、とんだところへ話は行きましたが・・・、
桃太郎に出てくる鬼のことなども考えますと、
『鬼』というのは、古来、大変身近な存在であったようにも思えます。
わたしは、『鬼・おに』という言葉には、
おそろしさより、
どこか かわいらしさを秘めた、哀しさを感じます。
また、営々と築き上げられてきた日本人の心の歴史を感じます。
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