9月より、奈良のお稽古場が変わりました。
5月末で長い間(20年)お世話になった南市町のお稽古場を出ました。
『ならまち』という言葉が、定着し始めた頃でした。
道を隔てて『元林院』
お稽古場のある筋は、『南市』
かつて奈良で一番格式の高い色街として
賑わった面影を残す町並みの中に建つ
モダンなビルの2階が稽古場でした。
お稽古場の内装も、町並みと調和するよう、
古典と現代 日本とアジア が混在した趣にしました。
思いを入れて設えたお稽古場だったので、
離れがたくなかったと言えば嘘になります。
20年という月日は、短くもあり長くもあります。
実は、下の娘が生まれたことがきっかけとなり、
自由に使える自分のお稽古場を持つことにしたのですから。
その娘も二十歳となった今・・・
私も成人として卒業して
次のステップへのチャンスを与えてもらっているのかな?
と思っています。
このならのお稽古場には、とても感謝しています。
ならまちの一角でのお稽古場で本当に育てていただきました。
あらためて、お礼を言います。
ありがとうございました
前置きが長くなりましたが、、、
そして本日、
3ヶ月の実家での間借りの稽古場より
新しい稽古場に替わってのお稽古となりました。
実は、以前のお稽古場にほど近いt頃ですが、、、
知り合いの方がお稽古場として貸して下さるということで、
築120年数寄屋造りのお家の2階がお稽古場となりました。
少し、ワクワクしながら、
みなさんお稽古場にお越し下さりました。
かわいいダックスフンドのあっくんがお迎えしてくれました。
修復しながら住まわれているということですが、
あちこちに当時の贅沢な趣向が見られ、それも楽しみの一つとなりそうです。
興福寺からの距離と言えば、前のお稽古場とそう違わないのですが、
木造のお家の中から聞く 興福寺の鐘は、
より大きく聞こえ、余韻が残り、風情がありました。
地歌舞のお稽古が似合う お稽古場となりそうです。
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