大和神社奉納舞

大和の地は桜が満開、晴れ渡った本日は、長年奉納を続けている大和神社での舞の奉納でした。

戦艦大和が沖縄の海に沈んだ日で、毎年海軍の方による英霊祭が、ここ大和神社で執り行われています。

以前は、この4月7日は肌寒くて、雨に見舞われることが多くありました。

今でも耳に残っている宮司さまの言葉

「今日は、朝から雨が降りしきる中、英霊祭が執り行われました。元海軍の方々は誰一人も微動だにせず、雨の中直立不動で参列されていました。戦艦大和と共に大海に沈んでいった友のことを思うと、これしきの雨はなんてことはないとおっしゃられていました。」

長く続いた英霊祭も今年で区切りをつけられるそうです。戦後77年、参列される海軍関係者の方々の高齢化とコロナの影響が大きいとか。私もご縁をいただいて、この4月7日に舞の奉納をさせていただいてきました。私の奉納の原点とも言えます。

今年、初めて足の怪我の大事をとって、娘と門人の奉納を見せてもらう側で参列させてもらいました。

うららかな春、桜の花びらがそよ風に舞い散る社殿で心静かに参列していると、海の向こうで起こっている悲惨な状況が嘘のようでした。

この私の平安と同じ時に、祖国を奪われ、命の危険と背中合わせにいる人たちが多くいること。

複雑な気持ちになりながら、一日も早い平和に祈りを込めました。

戦争がはやく終わりますように…。

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